2月6日にトルコ南部で発生した大地震について、東北大学の研究グループは短時間に複数の活断層がずれたことが被害を大きくした原因と分析しました。
今月6日にトルコ南部のシリア国境付近で発生した大地震。2万人を超える人が亡くなっています。
東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授は、今回の地震について短時間に複数の活断層が大きくずれたことにより、被害が拡大したと分析しています。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:「断層自体が長くて、周辺にもたくさん活断層とか地殻内の亀裂があると考えられる」

今回の地震による余震の範囲は、東北地方の広さに匹敵するということです。

また、トルコやシリアでは耐震性のある建築の技術が低く住宅の倒壊が相次いでいることなどが被害拡大の理由として挙げられています。