関東を中心にした一連の広域強盗事件。その社会不安につけこんだ特殊詐欺と見られる「予兆の電話」が宮城県内でも相次いでいます。警察では、高齢者からキャッシュカードをだまし取る手口とみて、注意を呼びかけています。

「ルフィ」と名乗る指示役が関与したとされる広域強盗事件。その社会不安の広がりにつけこんだ特殊詐欺とみられる予兆の電話が、県内でも2月に入ってから▼10件ほど確認されました。

2月6日には、仙台市青葉区の2か所の高齢者宅に警察官を名乗る人物から「強盗に狙われている」といった電話が入りました。キャッシュカードなどをだまし取る手口とみられます。

予兆電話のうち警察官を装う手口は、去年は2割ほどでしたが、ことしは4割に増えています。警察は、警戒を強めるとともに、注意を呼びかけています。