きょう、2月7日は「北方領土の日」です。これに合わせ、色丹島など北方四島の1日も早い返還の実現を目指す集会が宮城県美里町で開かれました。
新型コロナの影響で3年ぶりに開かれた集会には、およそ300人が参加しました。集会では去年8月、歯舞群島などを肉眼で見ることができる北海道の納沙布岬を視察した町内の中学生が体験を報告しました。

美里町の中学生:「教科書や写真だけはわからなかった事実を知ることができて貴重な体験をすることができた」

加美町から参加した人:「日本だけの問題ではなく世界的な問題のひとつ。返還されてほしい。これが世界の平和に大いに貢献していくと思う」

2月7日は1855年に、日本とロシアとの間で国境が確認された「日露通好条約」が結ばれた日で、「北方領土の日」に定められています。
集会では、「ロシアによるウクライア侵攻によって中断している日本とロシアとの平和条約の交渉が一日も早く再開し、北方四島の返還実現に向け運動を進めていく」とする決議文を採択しました。







