東日本大震災の発生から間もなく12年です。これに合わせ3月、仙台で開かれる「世界防災フォーラム」の概要が発表され、震災発生時、中学生だった女性がオープニングスピーチを行うなど、若者も参加しながら防災について議論する方針が示されました。
「世界防災フォーラム」は、東日本大震災の経験を踏まえ、世界各国の研究者が防災の課題や解決策を話し合うもので、2日は産官学で作る実行委員会が開かれました。
この中で、今回のフォーラムでは、震災当時、中学生で現在は岩手県釜石市で語り部活動を行う川崎杏樹さんがオープニングスピーチをするなど、若者の参加を打ち出しながら防災について議論する方針が報告されました。
また、フォーラムでの採択文は、今年5月にニューヨークで開催される国連ハイレベル会議に提言される見通しです。
世界防災フォーラム 今村文彦実行委員長:「若者の参加、高校生とか生徒、学生に参加してほしい。どんな考えを持っているのか新しいアイデアを提案してもらえると思う」

世界防災フォーラムは、青葉区の仙台国際センターで3月10日から12日まで開催されます。







