災害医療にかかわる人材を育成するための研修会が2日、仙台で行われました。
仙台市若林区で開かれた研修会には県内の災害拠点病院から、医師や看護師ら34人が参加しました。
大規模災害や、多数のけが人が出る事故の際に、けがの程度によって治療の優先順位を決める「トリアージ」の方法を実践的に学んだほか、災害時にはインフラの故障で通信が途絶える恐れがあることから、トランシーバーを使って現場やけが人の状況を報告する訓練も行われました。
研修に参加した医師:「実際に災害現場に行く機会はほとんどないので、このようのシミュレーションで勉強できるのはためになる」

研修に参加した看護師:「動いてみないと分からない部分があったので勉強になった」

研修の参加者のほとんどは、災害や事故で多数の負傷者が出た際に出動する災害派遣医療チーム=DMATへの所属を希望しています。参加者は、実践的な研修で学びを深めている様子でした。







