閉店惜しむ常連「居心地のよさも魅力」

長年通い続けた常連客からは、閉店を惜しむ声が聞かれました。

客:「娘が高校生ぐらいのときに初めてきて、かれこれ15年ぐらい経つんですけどね。(閉店を知って)びっくりして、娘のためにコーヒー豆を買おうかなと」「静かで、コーヒーがすごくおいしかったので。街に出てきて落ちつける場所が、ひとつなくなるのはさみしいですし、40年間の思い出でもありますからね」

客が口を揃えていうのが「コーヒーのおいしさ」。そして「居心地の良さ」。空間づくりにもこだわりがありました。

鈴木輝夫さん:「この店を作るときに一番最初にあの絵を買ったんですよ。絵を飾る時、ガラスを外して店と一緒に年をとってほしいということで。アズタイムの開店からのスタッフの一員なので、このまま閉店までということで」


74歳の鈴木さん。店を閉めたあとも、コーヒーをいれ続けたいと話します。

鈴木輝夫さん:「まだまだコーヒーの仕事に携わっていたいので、まだ、みなさんとお会いできる機会をつくりたいと家内と言っている。またどこかでやってと声かけていただくので、これは裏切れないなと」


店名の由来は映画カサブランカの主題歌「アズタイムゴーズバイ」から。時の過ぎ行くままに。多くの人に愛された喫茶店は、40年の歴史に幕をおろします。