過去の冷夏の年は海水温も低かった
かつての「やませ」はこうした冷たい海の上を吹いてきたため、夏とは思えないような肌寒さをもたらすことがありました。特に上記の1993年や2003年は、ともに三陸沖の海面水温が平年値(1991~2020年の平均)を大きく下回っていたことも冷夏につながったと考えられます。
しかし、近年は温暖化に伴い海水温も上昇しています。立花教授は、海が温まると、その上の空気も暖かくなるため、上記のような下層雲ができにくくなると指摘します。雲ができないと、海は日差しを受けやすくなるためさらに水温が上がりやすくなります。上記と逆の相乗作用が起きるのです。







