気象庁は9月1日、8月の天候のまとめを発表しました。
それによりますと、「降水量は、北日本日本海側でかなり少なかった一方、沖縄・奄美でかなり多かった」とされるなど地域ごとの差が多くなりました。
千葉県や富山県、石川県、福井県では湿った空気や前線の影響でいずれも特別警報が出されるような大雨となるなど、東日本でも多雨傾向の地域が多くなりました。

一方で西日本は高気圧に覆われやすかったため極端な少雨となった地域もあり、広島県の倉橋、山口県の安下庄、大分県の中津と国見の計4か所では月間降水量が0ミリとなっています。

2026年8月の平均気温、降水量、日照時間の平年比の分布図(気象庁HPより)

また、気温もかなり極端な分布となり、西日本は連日うだるような猛暑が続き、7月28日に熊本地震が発生した熊本では月間平均気温が30.8度と、1890年の観測開始以来通年で観測史上1位の高さとなりました。
8月として観測史上1位の高さとなったのはこの熊本を含め、福岡や長崎、下関など計16地点(気象官署と呼ばれる全国153地点のうち)ありました。

2026年8月の月間平均気温が8月として観測史上1位の高さとなった地点(気象官署に限定、気象庁HPより)

ひるがえって東京では、月間平均気温が26.7℃と平年を0.2℃下回り、2025年8月より2.9℃低く、ここ10年で2番目に低くなりました。
ここで「平年」とは1991年~2020年の平均の値を指します。

また、東京では最低気温が25℃以上となった熱帯夜の日数も6日にとどまり、これは1994年以降の8月で最も少ない数字となっています(記録的冷夏だった1993年8月は3日)。オホーツク海高気圧が張り出しやすく、北日本~東日本の太平洋側には東から冷たい空気が流れ込みやすかったことが影響しているとみられます。

2025年までの3年間の夏が記録的に暑かったこともあり、2026年の8月は、関東地方にお住いの方はずいぶん涼しく感じられたのではないでしょうか。