サンマを天日に干す丸干しづくりが宮城県女川町の水産加工会社で、始まりました。サンマの丸干しは、不漁の影響で、1割程度、値上がりするということです。
11日から丸干しづくりを始めたのは、女川町の水産加工会社「ヤマホンベイフーズ」です。

一晩塩漬けにしたおよそ6500匹のサンマを屋外に干していきました。
去年、女川港でのサンマの水揚げはおよそ1300トンと、過去最低だった前の年とほぼ同じ水準にとどまりました。このため、サンマの仕入れ値が上昇していて、今年は小さいサイズも入れるなどの工夫をしても、1割程度は値上げせざるを得ないそうです。
ヤマホンベイフーズ 山本丈晴社長:
「(去年は)小サイズが中心の水揚げだった。たくさんある小サイズを生かして少しでも多くの製品を届けたい」

サンマは、北西の乾いた風と天日に7時間ほどさらすことで、旨みが凝縮されるということです。このサンマの丸干し、今年は40万匹の生産を目標に、3月下旬まで作業は続きます。








