今年の春闘に向けて宮城県内の労働団体が6日朝、仙台で街頭活動を行い賃上げの実現を訴えました。

6日朝は、県労連の職員や労働組合の組合員およそ20人が、JR仙台駅前の街頭に立ち要求の実現を訴えました。今年の春闘で県労連は、ベースアップと定期昇給を合わせ月給▼2万5000円以上の賃上げや最低賃金の時給▼1500円への引き上げ、それにハラスメントの撲滅などを経営者団体に要求する方針です。

県労連 高橋正行議長:
「更に物価が上がるかもしれない、そうすれば今の私たちの賃金がこれで間に合うわけがない。労働者がしっかりと声を上げていけば、必ず実現する要求だと思っている」

一方、岸田総理が賃上げの実現を呼び掛けていることについては、「総理ではなく労働者が声を上げなければ実現は難しい」として、各職場での組合活動への参加を呼びかけました。春闘は、2月下旬から本格化する見通しです。