宮城県塩釜港で3月25日、宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出したことを受け、地元の漁師らが27日に養殖ワカメの被害状況を確認しました。その結果、1000トン以上のワカメに被害が及んでいる可能性があることがわかりました。

海上保安部は、引き続き重油が流出した原因を調べています。
3月25日、宮城県塩釜港で重油の流出が確認された宮城海上保安部の巡視船「ざおう」。現在、流出は止まっていますが、1キロリットル以上の重油が燃料タンクから流れ出たみられ、27日も原因の調査が行われました。
また、塩釜港から貞山堀までの約6キロの範囲では、油を取り除く作業が続いています。

こうしたなか、地元の漁師らは27日に重油が流出した海域にあるワカメやコンブの漁場約20か所で被害状況を確認しました。

岩槻日菜・記者リポート:
「重油の匂いが漂うなか、ワカメの引き上げ作業が行われています」

ワカメの一部を刈り取ってみると…。

ワカメ漁師:
「この油の状況で臭いがしている段階で売り物にはならないので、廃棄処分するかどうするか。がっかりですね。今年に限って単価も高いので」

塩釜市漁業協同組合・櫻井悟・代表理事組合長:
「震災のときより今回被害が最大。どこに廃棄するか相談しながら(対応を)始めることになる」

宮城県塩釜市漁協によりますと、1000トン以上のワカメが被害を受けた可能性があるということです。また、浮き球やロープなどの養殖資材にも重油の付着が確認されました。塩釜市漁協などは、今後のワカメの刈り取りや廃棄処分などの対応について、3月30日に再度、漁場を確認して判断することにしています。
宮城海上保安部は海洋汚染防止法違反の疑いも視野に捜査しています。







