宮城県塩釜港で海上保安部の巡視船から重油が漏れ出しました。周辺の海域では油を取り除く作業が続いていますが、刈り取りの時期を迎えたワカメの養殖施設に油が付着するなど水産業へ被害が出ています。

重油が漏れ出したのは宮城海上保安部に所属する巡視船ざおうです。
3月25日午前5時50分頃、塩釜港で海上に油が浮いているのを漁業関係者が発見し、調べたところ塩釜港に係留していた巡視船からの流出が確認されました。漏れ出した重油は1キロリットル以上とみられ、直径約2.7キロの範囲まで広がったため、油を取り除く作業が行われています。

また、約5キロ離れた貞山堀にはオイルフェンスが設置され、船の航行が制限されています。油が広がったなかには養殖ワカメの漁場も含まれることから、26日に養殖を行う漁師ら25人が集まり今後の対応を協議しました。これまでに養殖施設への油の付着が確認されていて、引き上げる際にワカメに付着する恐れがあるということです。ワカメに油が付着すると出荷できなくなるため、処分する可能性が高いということです。

県漁業協同組合・塩釜地区支所・千葉 周・運営委員長:
「ワカメの最盛期で被害が甚大と感じている。原因もわからない、流出した量もわからない。今後の対応もわからない。まだ、わからないことだらけでこちらもどう対応するか悩みどころです」

ワカメ漁師は3月27日、漁場に船を出して、詳しい被害の状況を調べることにしています。







