2025年4月、宮城県岩沼市の海岸で知人の保育士の女性を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判が、4日から仙台地方裁判所で始まり、男は起訴内容を認めました。初公判では2人の間に妊娠を巡るトラブルがあったことが明らかになりました。

殺人や死体遺棄などの罪に問われているのは、宮城県岩沼市に住む無職で元キックボクサーの佐藤蓮真被告(22)です。

起訴状によりますと、佐藤被告は2025年4月、宮城県岩沼市下野郷の海岸で知人で保育士の行仕由佳さん(当時35)の胸をペティナイフで刺して殺害し、遺体を遺棄した罪などに問われています。

我妻優記者:「事件から11ヶ月。注目の裁判が始まります。仙台地裁には傍聴券を求め130人以上が並びました」

傍聴に訪れた人の中には、厳罰を求める署名活動を行っている友人の國井梓さんの姿もありました。

國井梓さん:
「(佐藤被告には)本当のことを話してほしいし、何があったのか、どんな動機があったのかを知りたいが、やっぱり私は信用できない。行仕さんや行仕さんの遺族のためにも、厳重な処罰、それしか求めていない」

午前10時、黒髪にスーツ姿で法廷に現れた佐藤被告。裁判長から罪状認否を問われると、「間違いありません」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は、2人が交際関係にあったとしたうえで「佐藤被告は行仕さんから妊娠を告げられ、わずらわしくなり殺害を計画した」と指摘。

また、行仕さんから100万円以上の借金をしていたことを明らかにしました。

一方で弁護側は、佐藤被告に交際の認識はなかったと主張。

キックボクサーとしての将来を決める大事な試合を前に、行仕さんに「妊娠をジムに報告する」と言われたため殺害を決意したなどと述べました。

佐藤被告への判決は3月17日に言い渡されます。