旧優生保護法の下で不妊手術を受けさせられたとして、被害者が国に賠償を求めた裁判で、原告だった仙台市の千葉広和さんが2月18日市内の病院で亡くなりました。77歳でした。

千葉さんは、障害者施設に入所していた17歳のときに不妊手術を受けさせられました。2018年に仙台地裁に提訴し、その後は同様に手術を受けさせられた仲間に名乗り出てほしいとの思いで顔と実名を公表して裁判を戦いました。判決は一審・二審ともに国に賠償を命じ、2024年7月に最高裁が国側の上告を受理しない決定をしたため勝訴が確定しました。

千葉さんとともに裁判を戦った弁護団の新里宏二弁護士は、2月12日に千葉さんの病室を訪れたといい、千葉さんが好きだった歌を一緒に口ずさむなど穏やかな時間を過ごしたということです。

新里弁護士は「千葉さんは裁判などを通じ同じ境遇の仲間と出会えた」「人として生きて良いんだと思えるようになっていた」と話していました。







