仙台市の介護保険事業や国民健康保険事業について市が、加入資格がない外国人5人に資格を与え保険料を徴収するなどしていたことがわかりました。

仙台市が、介護保険や国民健康保険について誤って加入資格を認めていたのは中国、ロシア、チュニジア国籍の合わせて5人です。

市によりますと、本来、医療行為を受けるために来日した外国人とその同行者は介護保険や国民健康保険に加入する資格が認められていませんが、5人について資格を認め保険に加入していたということです。市はこのうち3人から介護保険料あわせて18万4600円を徴収していたほか、国民健康保険に加入していた3人には合わせておよそ28万3000円を給付していました。

国民健康保険についてはこのほか、およそ470人の外国人が誤って加入している可能性があるということです。

市は原因について、資格付与に関するマニュアルに不備があったとしていて、保険料の還付や給付金の返金を求めるとともにさらに調査を進める予定です。