宮城県多賀城市内の鮮魚店で買った刺身を食べた男性が腹痛を訴え、胃からアニサキスが見つかりました。県は、食中毒と断定し、この鮮魚店を20日の一日、冷凍品を除く魚介類などについて営業停止処分としました。
営業の一部停止処分を受けたのは、多賀城市で水産物の加工・販売を行う鮮魚店です。県によりますと、12月16日、この店で買った刺身の盛り合わせを食べた30代の男性が、翌日、腹痛や吐き気を訴えました。医療機関を受診したところ、胃から寄生虫のアニサキスが摘出されました。

アニサキスの原因となり得る食品は、この店で買った刺身のみのため、県は刺身が原因の食中毒と断定。冷凍品を除く生食用の魚介類の取り扱いをきょう1日停止とする処分としました。県内では今年これで、13件、56人の食中毒が確認されています。









