年の瀬を迎え、宮城県丸森町では正月に玄関や神棚などに飾る「しめ飾り」づくりが最盛期を迎えています。
丸森町の高齢者生産活動センターでは、地元のお年寄りらでつくる「丸森町わら細工の会」が毎年、正月用のしめ飾り作りを行っています。

11月から始まった作業は最盛期を迎えていて、20日は10人が「わら」と「すげ」を手作業で編んだ後おめでたい紅白の扇やお札、家が栄えるようにと願いを込めた「ダイダイ」の縁起物を取り付け大・小さまざまな、しめ飾りを完成させていました。
丸森町わら細工の会 佐藤一郎会長:
「自分の作ったもので、良い年を迎えて幸せになってもらえばという気持ちを込めている。コロナがまだ尾を引いているので早く収まって欲しい気持ちと、新しい年が新たな挑戦ができるような年になればいい」

作業をした人たちは、家の玄関や神棚などに飾られるしめ飾りを一つひとつ丁寧に作り上げていました。しめ飾り作りは、12月末まで2万1000個が製作され、町内の農産物直売所や県南部のスーパーなどで販売されます。







