仙台市東部の住宅地で連日、クマの目撃が相次いでいますが、26日夜にも川沿いを歩くクマの目撃が3件相次いでいます。警察が付近の住民に注意を呼びかけています。
警察によりますと、26日午後9時頃、仙台市宮城野区原町3丁目の「梅田川」の土手沿いで体長およそ1.5メートルのクマ1頭が歩いているのを通りかかった人が見つけ、警察に通報しました。
目撃された場所は国道45号と県道8号が交わる「坂下交差点」にほど近い住宅などが建ち並ぶ地域です。
また、およそ1時間後の午後10時頃には、仙台市青葉区上杉6丁目の梅田川沿いで体長1メートルほどのクマらしき動物を、犬の散歩をしていた女性が見つけ警察に通報しました。排水溝のような場所から顔をのぞかせていたということです。
さらに午後10時50分頃には、青葉区あけぼの町の梅田川で体長1メートルほどのクマ1頭を帰宅中の男性が見つけました。男性は水音を立てて川の中を歩くクマを橋の上から目撃したということです。
クマが目撃されたのはいずれも梅田川沿いで、目撃場所と時間帯から、警察は同じクマが川沿いに北上、西進している可能性が高いと見ています。
宮城野区などでは今週に入ってから連日クマの目撃情報が相次いでいて、その多くが住宅街の中です。
これまでにけがをした人はいませんが、警察が住民に注意を呼びかけています。







