東北電力女川原子力発電所で重大事故を想定した訓練が、25日から始まり、運転員が必要な対応の手順を確認しています。

訓練は、トラブルによって運転中の女川原発2号機が外部電源を喪失、原子炉を冷やせなくなり、格納容器内が加熱するという想定で、30人が参加しています。

発電課長:
「原子炉注水機能喪失のおそれの事象が発生しています。敷地内にいる方は、至急、所定避難場所へ避難してください」

2号機の中央制御室を模したシミュレータ室では、運転員ら5人がプラントの状態を監視しながらマニュアルに基づいた操作や対応をしていました。

訓練は、原子炉施設の保安規定に基づき、27日までの3日間行なわれます。
2号機は、2024年10月、震災後初めて原子炉を起動、12月に営業運転を開始しています。







