アーバンベアは冬場も活動?
千葉陽太記者:
「吹き矢のようなものが命中したクマはのたうち回っています」

親グマは眠ったところで木からおろされ、その後、駆除されました。また、近くにいた子グマも麻酔銃で眠らせた後、駆除されました。
仙台市宮城総合支所 大須賀淳まちづくり推進課長:
「市としては緊急銃猟ではなく、緊急捕獲という形の対応をした。クマが実際に動き回っている状態ではなかったので、緊急捕獲で対応できるのではないかということで対応した」

現場は仙台市西部の住宅地。付近では、11月13日にも箱わなに子グマがかかり駆除されています。専門家は、市街地に出没しているクマは、山の中にいる個体と比べ、冬眠する時期が遅くなる可能性があると指摘します。

森林総合研究所東北支所 大西尚樹さん:
「街に出没している個体は、いい餌場を見つけているということで、むしろ遅くまで冬眠しないで出没が続く可能性がある」
そのうえで、年内いっぱいは警戒する必要があると話します。
森林総合研究所東北支所 大西尚樹さん:
「今でも市内各地で、実が残っているカキの木を見ることがある。是非、それらの実は早く収穫してほしい」

宮城県によりますと、県内でのクマの目撃情報は今年度に入り11月14日までに
2552件と昨年度の800件を大きく上回り過去最多を更新しています。







