現職と新人合わせて5人が立候補し、10月26日に投開票が行われる宮城県知事選挙について、定例記者会見で特定の候補者を応援するのか問われた郡和子仙台市長は「議論をしっかりと見ていかないと自分の立場を鮮明にするのは難しい」と述べ、明言を避けました。

郡和子仙台市長:
「5人(の候補者)による論戦がまさに始まったばかりだと認識していて、様々な課題について議論の行方を見極めていきたいと考えている」
この夏の仙台市長選の際には、現職の候補が郡市長の応援演説に駆けつけています。郡市長は、ほかの新人候補2人についても「国会議員時代にいろいろとお世話になった」「個人的なつながりが過去にもあった」などと関係性があることを上げ、どこかの陣営から応援の要請があったかについても明らかにしませんでした。
一方、応援のポスター=為書きは、現職と新人2人の合わせて3陣営に送ったということです。
そのうえで、注目する争点や新たな知事に期待することについては「東北地方は人口減少が他の地域よりも著しく加速化しているわけで、様々な課題に直面している」と指摘し「県と仙台市がどのように東北の活性化に寄与できるのかという点も大きいのでは」と述べました。