■実際にコギーを使う人は「不思議な感覚がある」

仙台市の岸野泰さん。副腎白質ジストロフィーという難病で、リハビリのため5年ほど前からこの半田医師の病院に通っています。


岸野泰さん:
「普段は杖で生活をしていて、雨が降っていたり夜だったり転倒の可能性があったりするときは、車いすを使うようにして使い分けをしている。足先まで感覚はあるんですけども、上半身を感覚10としますと、腰から下が8、7、6という感じで足先に行けば行くほど感覚が弱くなっていく感じ」


週に1回、コギーに乗って外に出ます。

コギーに乗る岸野泰さん:
「普通の車いすとちがって不思議な感覚はまちがいなくある。普通は手で漕ぐので。ただ移動するのじゃなくて筋トレにもなっている」


鈴木社長が、この足こぎ車いすと出会ったのはテレビのニュースでした。もともと教師だった鈴木社長は、学校で教鞭を執っていた時のある思いがよみがえりました。