閉校した宮城県石巻市の小学校が、災害対策の拠点として活用されることになり、23日に市と東京の公益財団法人が協定を結びました。

調印式では、日本財団の尾形武寿会長と齋藤正美石巻市長が、協定書にサインしました。

協定では、2025年3月に閉校した石巻市桃生町の旧中津山第一小学校を、日本財団が無償で借り受け、災害に備えた研修を行なう施設として活用します。

日本財団 尾形武寿会長:
「発災前の準備、発災後に速やかに活動できるような人材の育成。どこかで発災したときにすぐさまみんなが行動できるような態勢を作り上げていきたい」

研修では、小型重機やチェーンソーの取り扱いなどを希望する市民らに指導します。

地元の一般社団法人に業務委託し、10月から実施します。
日本財団がこうした災害対策拠点を設けるのは全国で3カ所目です。