社会の皮肉や戦争・紛争への抗議を表現したりした作品で知られる正体不明のアーティスト、バンクシーの作品展が仙台で始まりました。

会場には多くの人がつめかけ、展示に見入っていました。

顔を覆った男性が投げようとしているのは火炎瓶や石ではなく色鮮やかな花束。

バンクシーがパレスチナにある壁に描いた作品「FLOWER THROWER(フラワー・スローワー)」の複製版画です。

仙台市泉区の泉パークタウンタピオで23日から始まったのは、世界的なアーティストバンクシーの作品展です。

会場に並ぶのは主に、長年バンクシーの複製版画を制作してきたイギリスの工房が手がけた約60点です。

気に入った作品は、購入することもできます。

会場で唯一の実物の制作は2003年とバンクシーにとっては初期のもので、黒で表現されたヘリコプターにリボンがあしらわれたデザインとなっています。

訪れた人
「絵を通したメッセージ性が伝わってくる気がして良かった」
「社会的背景も色々あると思うがデザインとしても絵としても良いなと思って見ていた」

作品を購入した人
「武器の上に子ども2人がいて風船を持っている絵が印象的で、絵を見て自分なりに解釈できれば良いなと思い身近にあったらよりうれしいと思ったので買う」

この展示会は、9月28日まで開かれています。