宮城県大郷町のスマートスポーツパーク構想は、粕川(かすかわ)地区の農地にサッカー場12面や宿泊施設を整備するものです。

石川良彦大郷町長によりますと、9月19日、事業者のスポーツ運営会社「スポーツX」が、町との協議で、資材の高騰により事業費が膨らんでいることや大郷町長選の結果を踏まえて事業から撤退する意向を伝えたということです。

町側は、事業規模を半分にすることや、多目的グラウンドへの変更を提案しましたが、撤退の意向は変わらず、事業の中止を決めました。

石川良彦大郷町長は「残念な気もする。今後は事業を進めた経緯などを確認し、しっかりと話し合っていきたい」とコメントしています。

8月31日に投開票が行われた大郷町長選ではスポーツパーク構想の推進を掲げた現職を再検討を訴えた石川氏が破っていました。

大郷町はサッカー場などの整備を予定していた農地約20ヘクタールの購入や活用策について検討しているということです。