24日、開会した宮城県議会の本会議では1つの空席がありました。あっせん利得処罰法違反事件で起訴され、その後、保釈された仁田和廣議員の席です。無実を訴える仁田議員ですが、なぜ、欠席しているのでしょうか。その是非について取材しました。
■逮捕・起訴された県議が議会を欠席。憶測飛び交う・・・
小澤夕希子記者:
「まもなく県議会11月定例会開会です。次々と議員が本会議場に入ってきましたが、仁田議員の姿はありません」
10月、最大会派の「自民党・県民会議」を離脱し無所属となった仁田議員。席は自民会派ベテランが陣取る傍聴席からみて左側の最後列から、野党会派と隣り合わせた右の方へと移りました。

仁田議員は去年2月の地震で被災した水産加工会社へのグループ補助金交付を巡って便宜を図った見返りにこの会社の社長から現金を受け取ったとして、あっせん利得処罰法違反の罪で10月18日に起訴されました。
10月25日には保釈されたものの、県議会には一度も姿を見せず、24日から始まる11月定例会も欠席する意向です。

県議:
「県議会に来ないことが保釈の条件なんじゃないか」「我々と話せば保釈が取り消されるのかなぁ」

仁田議員本人と話すことができないため、県議会の中ではさまざまな憶測が飛び交いました。裁判所が、保釈の条件として、議会への出席を制限するということはあるのでしょうか?