連日、クマの出没が相次いでいる宮城県登米市中田町で20日夜、クマ1頭が罠に掛かっているのが見つかりました。

登米市は、捕獲されたクマが目撃が相次いでいるクマと同一の個体とみていて、住民からは安堵の声が聞かれました。

午前10時ごろに撮影された写真では、檻の中に体長1mほどのクマ1頭が捕獲されています。

登米市中田町上沼地区周辺では8月15日から19日までに合わせて8件のクマの目撃情報が市に寄せられています。

果樹園では連日、クマが侵入しモモなどを食べられたり、木の枝を折られたりする被害が出ていて、市は近くに箱罠を設置していました。

そして、19日午後9時ごろ、警察が罠にかかっているクマ1頭を確認しました。

住民からは安堵の声が聞かれました。

果物などの被害を受けた住民
「人に慣れているようなクマだった。近づいてもすぐに逃げない。安心、安堵したという感じ」

捕獲されたクマはオスで体長1m23㎝、年齢は2~3歳と見られています。

20日は目撃情報が寄せられておらず、市は地区で目撃が相次いでいた個体とみています