世界を見据えた高校生アーチャー

互いに成長を重ね、昨年18歳以下の日本代表に選出された関口選手。しかし、そこで満足することなく、さらなる高みを目指しています。

「うれしい気持ちはあったんですけど点数が全然及ばなかった部分があって、うれしいよりも点数に対して悔しい気持ちのほうが大きかった。U-18で満足できずに普通の日本代表という世界も広がっているのでそこに対してもっと行かないとなと思いました」

6月に行われた県高校総体で見事優勝した関口選手。
世界へ羽ばたく前に達成したい目標があります。
それはインターハイ優勝です。
1年生で出場した昨年は5位でした。

「4位以内だと表彰式の時に台があるんですよ。台にのぼりたかったなって。今年は一番上の段にのぼりたいです」

この夏、高校日本一へ。さらにその先も彼女は見据えています。

「オリンピックに出て金メダルを取りたいと思うんですけれど、そのためには日本代表に入って、その中でも世界大会の代表に入ってという大きなステップがあるので、そこを着実に踏んでいって経験を積んでいってオリンピックに出たい」

父・裕樹さんも娘の夢を全力でサポートします。

「娘の成長がどういうふうになるかを見守れたら。サポートは惜しみません」

関口選手は自分の現状と将来について、こう締めくくりました。

「日本代表は点数的にまだまだと思うところはあるが、もっと点数を出せるようになったらいけるんじゃないかと思います」

文武両道で培った集中力と精神力。
そして父との二人三脚で築いた技術。
若き才能・関口結唯選手の世界への飛躍が今、始まろうとしています。