宮城県登米市の道の駅米山(よねやま)では8日、時津風(ときつかぜ)相撲大会が開かれ、子どもたちが土俵上で熱い取り組みを繰り広げました。
県内外から約100人が参加し、未就学児から中学生までの6部門に分かれて取組が行われました。

会場には、栗原市出身で幕内力士の時疾風(ときはやて)関も駆けつけちびっこ力士たちに熱い視線を送っていました。

まわし姿の小さな力士たちが力強く相手を押し出すと会場からは拍手が湧いていました。

小学校低学年部門の参加者
「楽しかった。戦うところ」
未就学児部門の参加者
「負けちゃったんだけど、もう一回やって勝てて楽しかった」
時疾風関
「将来力士になりたいと思う子が出てくれれば最高」

土俵から離れた時疾風関はサインや写真撮影などファンサービス。

訪れた人からは「頑張って、応援している」などと声をかけられていました。
相撲ファン
「実際に見ると大きくて優しい雰囲気がよかった」
「今、二場所連続で勝ち越ししているので来場所も勝ち越して、仙台の巡業にも来てほしい」
そして土俵に上がったのは栗原市出身で三段目の力士「大畑(おおはた)」、身長186センチ、体重165キロの巨体に子どもたちがぶつかっていきますが・・・

最後は押し出しで子どもたちに軍配が上がりました。

力士と相撲を取った子ども
「お腹が硬かったし、当たるときやりづらかった。ひとりで勝てたのはうれしかった」
中学生部門になると大相撲顔負けの気迫のぶつかり合いが続き投げ技や張り手など迫力ある取組が行われました。

中学生部門で優勝した吉田友也さん
「絶対優勝してやるぞという思いでやった。時疾風関を初めて見て、かっこいいなと思った。光栄なことだと思った」

時疾風関
「いろんな人から声をかけられると頑張ろうという気持ちになるし、子どもたちの相撲を見たら自分も頑張らなきゃという気持ちにもなるのでいい機会だった」

この大会は、子どもたちに相撲の魅力を知ってもらおうと地元の実行委員会が企画し、時津風部屋の力士と触れ合った子どもたちは相撲の面白さを肌で感じていました。