タンポポの種が飛ぶように…”文庫の種”が広がる
文庫の閉鎖で行き場を失った本の一部は、交流のあった人たちに受け継がれました。

向山コミュニティセンターの高橋百合子さん。20年以上、川端さんと親交があった縁で、およそ3000冊の本を譲り受けました。

仙台市向山コミュニティセンター・高橋百合子さん:「(川端さんが)活動するのがしんどくなってきたことを聞いて、良かったらここでなら私も一緒にお手伝いできますよという形で話をさせてもらった」

54年分の歴史と思いが詰まった看板も受け取りました。
仙台市向山コミュニティセンター・高橋百合子さん:「自分の子どもが小さいころから(川端さんの文庫に)通わせてもらって、ほっとできる温かい時間を過ごさせてもらった。そうした思いを次の若いお母さんや子どもにつなげていけたらいいなと思う」