2012年に仙台市泉区で、焼けた車の中から殺害された男性の遺体が見つかった事件は、未解決のまま13年となります。警察は24日、現場近くの駅で情報提供を呼びかけました。
仙台市地下鉄泉中央駅では、泉警察署の署員ら15人が被害男性の顔写真などを載せたやチラシを配り、情報提供を呼びかけました。

この事件は、2012年4月24日、仙台市太白区に住む武田忠さん(当時60)が自宅から20キロほど離れた仙台徳洲会病院の当時の駐車場で焼けた軽乗用車の後部座席から遺体で見つかったものです。

何者かが、鈍器のようなもので殴って殺害し病院駐車場まで運んだあと、火を放ったとみられています。

泉警察署 澤田広人刑事第一課長:
「解決に至っていないという点は真摯に受け止めています。今後も鋭意捜査して解決に結びつけていきたい」

情報提供は、2014年には19件寄せられたものの、その後は1桁が続き、去年も6件に留まっています。
警察は殺人・死体遺棄事件として捜査を続けていて、電話番号022-375-7171まで情報提供を呼びかけています。