3月15日、宮城県川崎町の山中にある工事現場で作業員が資材を運ぶヘリコプターの風を受け、崖から転落し重傷を負ったことが分かりました。国土交通省は、航空事故と認定し27日、現場の調査に入りました。

平野耕一カメラマン:
「事故調査官が事故現場で現場の作業員から当時の状況を聞いているようです」

国の運輸安全委員会は、27日午後、宮城県川崎町の事故現場に入り、ヘリコプターで運ばれた資材などを確認しました。国交省などによりますとこの事故は、3月15日午前、川崎町本砂金にある工事現場で40代の男性作業員が資材を運ぶため降下してきたヘリコプターの風にあおられてバランスを崩し高さ20mの崖から落ち腰の骨などを折る重傷を負いしました。

事故現場は、東北電力ネットワークが鉄塔の建設を進めている場所でけがをした作業員は、ヘリコプターを誘導し資材を受け取ろうとしていたということです。国交省は、この事故について26日、航空事故と認定しました。国の運輸安全委員会はヘリコプターの機体なども調査し、事故の原因を究明するということです。