6日昼前、走行中の東北新幹線で車両の連結が外れ停止するトラブルがあり、東北、上越、北陸新幹線はおよそ3時間にわたり全線で運転を見合わせました。JR東日本は先ほど会見し、原因が究明できるまで連結運転を取りやめると明らかにしました。

6日午前11時半頃、上野駅と大宮駅の間を走行していた東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」の車両の連結が外れて自動ブレーキが作動し停止しました。

トラブルのあった新幹線に乗っていた人:
「上野を出てすぐ、今ここは西日暮里のあたりなので(上野を)出てすぐなんですが、急ブレーキがかかった。そのままずっと『点検しています』という案内だけ」

この影響で、東北新幹線は東京駅と新青森駅の間の全線で、また、上越新幹線も北陸新幹線も全線で運転を見合わせました。

利用客(仙台から埼玉へ行く人):
「あした中学校卒業で3年生を送る会があって、きょう遅れるのは仕方ないが、完全に運休になると行けなくなるので困る」
利用客:「あすは仕事なのできょう中に帰れれば」
利用客:「困りますね。ただ意図していないところだと思うのでしょうがない部分はある」

JR仙台駅(午後0時半頃)

分離した車両はそれぞれが点検を終えて、およそ3時間後の午後2時34分に全線で運転を再開しました。このトラブルで現在も一部の列車に遅れや運休が出ています。東北新幹線では、2024年9月にも古川駅と仙台駅の間で新幹線が走行中に連結が外れて分離し緊急停車しています。

JR東日本の幹部:
「多くのお客様にご迷惑とご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。この度は誠に申し訳ありませんでした」

トラブルを受けJR東日本は記者会見し、原因究明まで連結運転を取りやめると発表しました。

JR東日本の幹部:
「今後速やかに原因究明することに全力をあげるとともに、それまでの間、新幹線の併結運転をすべて取りやめることにいたします」

また、国の運輸安全委員会は、今回の東北新幹線のトラブルを「鉄道重大インシデント」と認定し今後、事故調査官を派遣して調査を行うことにしています。