宮城県石巻市の須江小学校で、4日に6年生が代々受け継いできた獅子舞を下級生に引き継ぐ伝承式が行われました。
宮城県石巻市の須江小学校で行なわれた「須江獅子舞」の伝承式では、6年生54人が、1年間の成果を披露しました。

須江獅子舞は、1928年、木造校舎を建築した岩手県の気仙大工が、地元の若者に伝えたのが始まりとされています。学校では30年前から6年生が代々受け継ぎ、卒業が近づくと獅子頭や法被を5年生に託します。

5年生総大将 橋本亜季さん:
「みんなでたくさん練習をしてしっかり引き継いでいきたい。自分たちも次の代へとしっかり引き継いでいく」

6年生 総大将加藤遥斗さん:
「この学校にしかない文化を守ろうという気持ちでやってきた。(5年生は)運動会などでやる機会があるので真剣に頑張ってほしい」

受け継いだ5年生35人は、地域の秋まつりなどで披露します。須江獅子舞は、地元住民の保存会も継承していましたが、メンバーの高齢化により、2008年から休止しています。