岩手県大船渡市で延焼が続く山林火災を受け、宮城県内では、支援の動きが拡がっています。気仙沼市では、市民から寄せられた支援物資が被災地に送られました。

発生から2日で6日目を迎えた岩手県大船渡市の山林火災。市によると、焼失面積は、午前7時現在で約2100ヘクタールまで拡大。約1200人が体育館などの避難所に避難しています。

こうしたなか、宮城県気仙沼市は、2日に支援物資を受け付けました。市内にある防災物資集積配送基地には市民らが、紙オムツなどの衛生用品を次々と持ち込んでいました。

気仙沼市民:
「もう少し、もう少しですよという気持ち。なんとか乗り越えて欲しい」
「少しでも役に立てればと思い持参した」

支援物資は、気仙沼市が大船渡市に聞き取りして募集しました。

気仙沼市役所危機管理課 高橋義宏課長:
「衛生用品が避難所で不足している状況。市民の気持ちと市が備蓄しているものから、速やかに支援物資を送りたい」

きょう午後市の備蓄品も含め、市民180人と35の企業・団体から寄せられた4トントラック2台分の支援物資が大船渡市に送られました。