仙台市中心部の大型スーパー「イオン仙台店」が28日、49年の歴史に幕をおろします。店には多くの市民が訪れ、閉店を惜しみました。
買い物客:
「週に2回くらいダイエー時代から通っている」
「今大学3年生で、大学に入った時からずっと通っていて、今年になって閉店すると聞いてびっくりして、最終日だからせっかくならと思い」

1975年9月に「ダイエー仙台店」としてオープン。初日には、行列ができました。その後、2016年に「イオン仙台店」と名前を変え、ダイエー時代から合わせて49年間営業してきましたが、入居するビルとの賃貸借契約が終了するため閉店が決まりました。
イオン仙台店 鉾久憲二店長:
「最終日が近づいてくるにつれて多くのお客様からたくさんの声をいただき、歴史の重みをひしひしを感じている」

2011年の東日本大震災では発災からわずか2日後に店を開け、食料品などの物資が不足していた人々の生活を支えました。
買い物客:
「震災の時は朝から並んで、たくさん商品があったので大変助かりました」
「震災の時ここずっと並んだ、かごを持って。ありがたいここ開いていて。本当に閉まるのがさみしい。どこ行ったら良いかわからない」

イオン仙台店 鉾久憲二店長:
「ライフラインの一部ということを再認識し、我々の仕事にも誇りを持てた。49年間の長い間ご愛顧いただきありがとうございました」