大規模な山林火災が続く岩手県大船渡市で、避難した住民の健康支援にあたるため石巻赤十字病院の医師らが28日、現地に向け出発しました。

大船渡市に向かったのは、石巻赤十字病院の医師や看護師ら5人でつくる救護班です。岩手県によりますと、大船渡市では28日午前6時現在、市内7か所の避難所におよそ800人が身を寄せていて、救護班は、避難所を回り食事や衛生面の支援を行います。

石巻赤十字病院救護班 植田信策リーダー:
「(避難者は)メンタル的なストレスが大きくなってふだんの生活ができなくなる恐れがある。そういう人たちが適切な生活をして二次健康被害が大きくならないようにする」

26日発生した大船渡市の林野火災は延焼が拡大していて、これまでに600ヘクタール以上が焼けたということです。今回の派遣は、岩手県の要請を受けたもので、期間はきょう1日ですが、3月1日以降も要請があれば現地に向かいます。