人材を確保するために…試行錯誤が続く

大泉記念病院では、看護部長の佐藤さんらが今後予定している就職説明会について作戦会議をしていました。インターンシップで学生らに実際に病院の雰囲気を感じてもらうなど意見を出し合います。

大泉記念病院では、初任給の引き上げや一人ひとりに合わせた教育環境づくりなど工夫を重ね、必要な人数は確保しているものの、看護師の産休や定年などで足りなくなるおそれがあります。

大泉記念病院 佐藤一弘看護部長:
「困ってますね。本当にね。地元にも看護学校ありますけど、数年に1回1人って感じだし、そうじゃないと東北6県を回ったりはしない」

人材不足に頭を悩ませる中、若手看護師の成長に期待が寄せられます。2年目の看護師、佐藤美優さんは、地域に根差した細やかな医療を目指したいといいます。

大泉記念病院看護師 佐藤美優さん:
「患者さん一人ひとりに向き合ってどんなことを思ってるのか、ちゃんと聞きながら丁寧なケアをできるような看護師になりたい」

少子高齢化が進み地方の病院の役割が高まるなか、今後も安定的に人材を確保していくことが求められます。