二十四節気の「立春」の2月3日、宮城県大崎市の酒造会社では、春の訪れを祝う日本酒「立春朝搾り」が出荷されました。

宮城県大崎市松山の酒造会社「一ノ蔵」では、3日朝早くから、しぼりたての日本酒の瓶詰め作業が行われました。
県内産の酒米「蔵の華」を原料に1月中旬から仕込んだ立春朝搾りは、春の訪れを日本酒で祝ってもらおうと、毎年、立春に合わせて出荷されています。
訪れた販売店の担当者らは、販売に先がけ、出来栄えを確かめていました。

試飲した販売店の担当者:
「幸せがいっぱい舞い込んでくるような感じ。おいしい」

杜氏によりますと、2025年は、甘味と酸味があるすっきりとした口あたりに仕上がったということです。

一ノ蔵 鈴木整社長:
「今年も非常にさわやかな味わいの新しい春を迎えるにふさわしい出来上がりになったので、是非皆さんに楽しんでほしい」

一ノ蔵 鈴木整社長

全国41の造り酒屋からきょう一斉に出荷された立春朝搾り。一ノ蔵からは、例年並みの1万9450本が出荷されました。