東北電力の3月請求分の電気料金は、一般的な家庭のモデルで2月よりも39円値上げされます。

東北電力によりますと、一般的な家庭のモデルの電気料金は、規制料金のプランで3月の請求分が8119円となり、2月の請求分より39円値上がりします。また自由料金のプランでも、一般家庭モデルで2月分より39円値上がりし7544円となります。

電気料金を巡っては国の補助金が2月分から再開し、1キロワットアワーあたり2.5円が減額されています。3月分も補助金が適用されていますが、石炭とLNGの輸入価格の上昇が影響し値上がりしたということです。

この国の補助金は4月分から1キロワットアワーあたり1.3円に引き下げられます。

今後の電気料金について東北電力は「現在、燃料価格は比較的落ち着いているが、国外の情勢やエネルギー需要によって大きく変動する可能性もあり不透明な状態」と話しています。

なお、東北電力は女川原子力発電所2号機の再稼働を受け、事業に対する理解・協力への「感謝割引」を実施しています。2月分と3月分の電気料金について自由料金プランで1キロワットアワーあたり2円分を割り引き、規制料金プランでは同じ水準のポイント還元を行っています。