宮城県内産の乾(ほし)ノリの初入札が26日、塩釜市でありました。ノリの品薄が続いていることから去年より高値で取り引きされました。

初入札には、県内で生産された乾ノリ1668万枚が並びました。全国から集まったおよそ200人の買受人が色合いを確認したり、試食をしたりして品定めしていました。

買受人:
「出来自体はいいと聞いている。例年同様おいしいと思う」

今年は水温が9月と10月に例年より2~3度高かったものの、11月に入って下がったため、例年並みの出来となったということです。入札の結果、100枚当たり平均2600円と、去年に比べ、805円高く取り引きされました。県漁協によりますと、地球温暖化や生産者の減少で海苔の品薄が続いていることが要因ではないかということです。

県漁協のり部会 鈴木信悦部会長:
「寒流に育てられた風味豊かな歯切れのよい海苔が今年もできたので、ぜひ味わってほしいと思う」

今シーズン県内では4億枚の生産を目標にしています。