10月26日の知事選挙では、現職の村井氏に対するSNS上の誹謗中傷やデマが問題となりました。
そんな中、自身のSNSに家族への危害をほのめかすコメントが書き込まれたとして村井氏を支援していた自民党の県議会議員が、29日に警察に被害を相談しました。

村上智行県議:
「きょうは誹謗中傷のやつで警察に行くんです、これから」

宮城県議会の自民党会派に所属する村上智行県議は、今回の知事選で現職の村井氏を支援しました。

10月14日、自身のSNSで村井氏への投票を呼び掛けたところ、この投稿に対する心無い誹謗中傷が数多く寄せられました。

誹謗中傷コメント:
「移民にコイツの家族を襲撃させたらいい」
「移民が来たら、ご自分の嫁、孫を暴行してくださいと捧げてくださいね」

事務員の女性:
「夜道で後ろから刺される」

村上県議:
「そういう風なこと(心配)があるから、一応、警察には言っておく」

当選5回、ベテラン県議の村上さんもここまでの誹謗中傷を受けるのは、初めてだといいます。

村上県議:
「村井さんの支持を拡大する投稿をすると、すぐに様々な誹謗中傷が雨あられと押し寄せてきたのが選挙中ずっと(続いた)」

29日は岩沼警察署に被害を相談し、警察は「法に触れるか精査する」と話したということです。

村上さんには、公正な選挙を妨害する誹謗中傷を許してはいけないという思いがあります。

村上県議:
「やったもん勝ち、なんでも選挙期間中であれば、何を言っても良いという状況を少しでも変えていかないと、健全な選挙の環境を得ることができないという思いから、今回はあえて警察に相談した」

村上さんは、弁護士とともに今回の誹謗中傷に対する開示請求の準備を進めています。