13日午前9時に原子炉が起動した、宮城県にある東北電力女川原子力発電所2号機は、13日午前11時55分、核分裂反応が安定して継続する「臨界」に達しました。

女川原発2号機については、10月29日に原子炉を起動させていましたが、11月3日、原子炉内の中性子の計測が正常か確認する検出器が原子炉から引き抜けなくなるトラブルが発生し、点検のため4日に原子炉を停止していました。

調査の結果、検出器につながるケーブルを原子炉内に送り込む配管=「案内管」の接続部のナットに緩みがあり、ケーブルが案内管から外れて機器が停止したことが判明しました。

東北電力は、ナットの締め付けの確認など再発防止対策が完了したとして、13日午前9時に再び原子炉を起動させ、午前11時55分に核分裂反応が安定して継続する「臨界」に達したと発表しました。