トコジラミで風評被害?

このようなトコジラミへの対策が必要となっているのには、インバウンド=訪日外国人の増加が背景にあります。海外からトコジラミが持ち込まれ、今後、被害が拡大する可能性があるということです。

実際に、今回講演会を行ったアース製薬によると、全国から寄せられたトコジラミに関する相談件数は年々増加していて、去年は1年間で975件寄せられたのに対し、今年は6月末時点ですでに823件に及んでいるといいます。海外では、トコジラミが発生した宿泊施設がSNSで拡散されるなど、かゆみだけでなく風評被害による経済的な影響を及ぼすといわれています。