ペドフィリア障害とは

筑波大学 原田隆之教授:
「子どもに対する性的な衝動や行動、非常に強い衝動があって、それが反復的になされる、つまり繰り返すことが『ペドフィリア障害』の診断基準になっている」

その上で原田教授は、子どもへの性犯罪を繰り返さないため、自身をコントロールできるようにすることが重要だと話します。

筑波大学 原田隆之教授:
「障害を治す、あるいはコントロールできる、そういう風に持って行かないと、同じような犯罪を繰り返す」

治療方法には、薬があるものの、止めれば効果もなくなります。そこで現在、主な治療というのが…。

筑波大学 原田隆之教授:
「認知行動療法という精神療法、心理療法で自分たちの性的問題をコントロールできるような治療を行う」

その認知行動療法を取り入れているのが、仙台保護観察所です。刑務所から仮釈放された人などを、社会で更生できるよう指導や支援を担っている国の機関です。