今月10日から仙台湾で行われていた商業捕鯨は、今後、北海道に漁の拠点を移すことになり、23日朝、捕鯨船が宮城県石巻市から出港しました。
今年の商業捕鯨は今月10日に始まり、石巻市鮎川浜などの捕鯨船4隻が仙台湾でミンククジラ漁を行っていました。
しかし、強風や高波の影響で操業予定だった9日間のうち、漁ができたのはわずか1日で、捕獲もありませんでした。
来月1日からは北海道の根室沖で漁を行います。
鮎川捕鯨・伊藤信之社長
「4隻が共同で(漁を)やったが残念な思い。また新たな決意で出発をしたい」
乗組員たちは、家族の見送りを受けながら北海道に向かいました。
今年のミンククジラ漁は、142頭の捕獲を上限に10月頃まで行われます。