上映されたのは、石巻市の大川地区を舞台にした劇映画「春をかさねて」とドキュメンタリー映画「あなたの瞳に話せたら」の2作品です。どちらも震災がテーマで、監督を務めたのは、大川地区出身の映像作家、佐藤そのみさんです。震災の津波で児童ら84人が犠牲になった大川小で、当時6年生の妹、みずほさんを亡くしました。ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」は、そのみさんら、大川地区で家族や友人を亡くした人たちが何を感じ、どのように生きてきたのかを故人に宛てた手紙の朗読を通して描きました。

映画をみた人:
「心にしみました。押し付けじゃなくてとてもいい」

上映後にはトークショーが行われ、佐藤さんと東松島市出身の語り部・雁部那由多(がんべなゆた)さんが対談しました。

語り部 雁部那由多さん:
「やっぱり足踏みすると思うんです。被災した人が被災した映画を見るということは。だけど向き合うとかそういう言葉で覆い隠してしまうのではなくて、ほかのひとに心を寄せるという意味でこの映画を見られたというのはいい時間だった」

監督を務めた佐藤そのみさん:
「(被災地の)外の人にというよりも被災した人に向けて作った作品なので、時々開けるタイムカプセルのような作品になっていたらうれしい」

2作品の上映会はこれまでも全国各地で開かれていて、23日には東京でも予定されています。