決戦の日、来る

そして2月、今シーズン見事、F2リーグ優勝を果たしたヴォスクオーレは、F1リーグ最下位・北海道との1部・2部入れ替え戦に進出しました。仙台のF1復帰か、それとも北海道の残留か、どちらも譲れない戦いです。

前半、主導権を握られながらも、ヴォスクオーレが先制ゴール。昇格に一歩前進します。しかし、すぐさま北海道の反撃、前半の終了間際1対1の同点。

悪い流れを断ち切りたい後半、井上選手が登場です。絶え間なくシュートを浴びながらも、我慢を続けます。

苦しい時間を耐えたヴォスクオーレ、そして…、ゴールが決まります。

ヴォスクオーレ仙台 井上卓選手:
「やると決めて僕はいつ辞めてもいいと思ってやってて、僕を越えてくるような選手がどんどん出てきて、このクラブを大きくしていってほしいと思っているので」

クラブ消滅の危機を乗り越えたヴォスクオーレの執念が、4対1と最後に相手を上回りました。

井上選手のみならず、全選手の思いが詰まった決戦、5年ぶりに、新生ヴォスクオーレがF1リーグの舞台に戻ります。

ヴォスクオーレ仙台 井上卓選手:
「ここまで戦えるチームに、復帰して2年でなるとは。僕が言ってはだめですけれど気持ちが最初から乗っけられたシーズンだった」