大規模な停電の発生を想定した信号機の復旧訓練が6日、宮城県登米市で行われ、警察や地元業者が電源を供給して復旧させる手順を確認しました。

登米市登米町にある県道交差点で行われた訓練には、登米警察署の警察官や地元の建設業者など10人が参加しました。

訓練は、地震が発生して大規模な停電が起きたという想定で行われ、警察官が手信号で交通整理に当たりました。また、地元の建設業者が用意した発電機を使い信号を復旧させる手順を確認しました。

建設業者:
「市民の生活や道路の交通網に支障をきたすので協力しながら実施していきたい」登米警察署 池田秀明交通課長:
「業者との絆を深め、いざという場合、速やかに対処できるよう日ごろ訓練していきたい」

登米警察署と地元の建設業者15社は災害時に発電機を提供する協定を結んでいます。登米市では、東日本大震災で1週間ほど停電が続いたことを教訓に毎年、信号機の復旧訓練を行っています。