能登半島地震で被災した石川県の病院などで支援にあたった。宮城県の大崎市民病院の災害派遣医療チーム=DMATの活動報告会が19日開かれ、医師らが患者を救急搬送した際の苦労などについて語りました。

「すごく段差があると(救急車の車体が)上下動する。こんな状況のなか、患者を乗せて移動していた」

大崎市民病院では1月6日から30日までの間、石川県能登町の病院などの被災地支援として、医師らによる災害派遣医療チーム=DMATを2班派遣しました。

19日は、派遣された医師や看護師ら12人が、災害現場での医療活動について報告しました。

大崎市民病院 入野田崇医師:
「要介護の方や避難所に馴染めない高齢者の方が結構いる。そのよう人を介護する上で一時避難所でできないので、福祉避難所というのが必要」

また、道路が被害を受け患者の救急搬送には通常の2倍から3倍の時間がかかったことなど困難な状況のなかで支援活動を強いられたことが報告されました。大崎市民病院は今後も支援の要請があれば、DMATを派遣することにしています。